あとしぶ日記2019

デザイン会社アトリエ渋谷のブログです。障害者雇用に取り組んでいます。

悩んでいます

 金曜日の仕事後、「たまには、裏道を通って帰るべえ」ということで古本屋さんを冷やかしながらぷらぷら歩いておりました。

 立ち寄った古本屋さんで、やや投げやりに積んであったのが、ちくま文学の森16巻セット。

ちくま文学の森(全16巻セット)

ちくま文学の森(全16巻セット)

 

 

 筑摩書房のこのシリーズには、10代の頃にとてもお世話になっていて、サキ、ロアルド・ダール辻まことなど、このシリーズがきっかけで知った作家も多いのです。

 

 そんな思い入れのある書籍が、神保町の片隅でひっそりとほこりをかぶっている、

恐る恐る値札を確かめてみると、なんと16巻そろいで3,000円台!

 「買える、この値段だったら買える」と、一瞬レジに持って行きそうになったのですが、よくよく考えてみると単行本を16冊も置く場所がない。

 

 私は、書店員時代に「大量の本は凶器になる」と言う事を思い知っていますし、もともと読了後の本にあんまり執着がなくて、定期的に処分するようにしています。

それでも、どうしても手放したくない本や未読の本が増えてしまって、狭い自宅をおおいに圧迫しています。

 

 一応、大きめの本棚をひとつ持っていたのですが、ぎゅうぎゅう詰めの過積載に耐えかねた本棚は、崩壊。

仕方がないので、段ボールに本を詰めて積み上げてしのいでいるしまつ。

 

 どう考えても全集本を置いておけるような余裕はないのです。

そもそも、買っただけで満足して、あんまり読まない気もしますし。

 

 でも、あの偶然の出会いには大げさだけど運命を感じてしまっているのです。

「広い家に引っ越したいなんて贅沢は言わないけど、せめてもうひとつ本棚が使えればなあ」と、考えてもせんないことを考えつつ、まだ迷っています。

白山通りの謎

 神保町駅から会社まで徒歩5分ほど。

白山通り沿いをてくてく歩いていくのですが、その道が何かと面白いのです。

 

 野生化したアロエが花を咲かせていたり、なぜか可愛らしいリースがあったり。

 あと、「アムールショップ」という謎の本屋さんがあります。

いったい何を商っているのでしょうか?

(嘘です、カマトトです。どんなお店なのかよく存じております)

 

 そんな白山通りに、新たなる謎。

f:id:AtreShibutani:20160610174225j:plain

なぜそこに、パトランプが!?

駐車場の近くなどだったらパトランプがあってもおかしくないですが、

周辺には空き地はあっても駐車場はないです。

 

f:id:AtreShibutani:20160610174353j:plain

 なにか重大なことが起こった時に、作動するのでしょうか?

神保町の平和を、密かに守ってくれているのかもしれません。

 

 

 最後になりましたが、お知らせです。

 

 

電気と工事 2016年 07 月号 [雑誌]

電気と工事 2016年 07 月号 [雑誌]

 

 

 

設備と管理 2016年 07 月号 [雑誌]

設備と管理 2016年 07 月号 [雑誌]

 

 

 アトリエ渋谷も組版で参加させていただいた、「電気と工事」&「設備と管理」がもうすぐ発売です。

よろしかったら、ぜひお手に取って下さい。

 

 

アトリエ渋谷紫蘇便り

 今日は日差しが強くて、ちょっと暑いですね。

アトリエ渋谷のベランダも、初夏らしく賑やかになってきました。

 

f:id:AtreShibutani:20160603133608j:plain

f:id:AtreShibutani:20160603133603j:plain

 

 かなりビビットな色合いの百合。

存在感があります。

 

f:id:AtreShibutani:20160603133605j:plain

 こちらは、少しピンクのはいった白百合です。

 

 

 そして、こちらの記事(赤じその謎 - AtreShibutaniの日記)で一部に反響を呼んだ赤じそ、

f:id:AtreShibutani:20160603133621j:plain

 育ってはいるけど、虫食いのあとが痛々しい。

シソはすごく丈夫だけど、虫の大好物なんですよね。

私が自宅で育てていた青じそも、一晩で丸坊主にされたことがあります。

なにか対策をとった方がいいのかなあ。

 

 

 さらに、先日のブログを読んで下さった方から、青じその苗をいただきました!

ブログを読んで下さっただけでもうれしいのに、贈り物までいただけるとは……

本当にありがとうございます。

 

 さっそく、社長が植木鉢に植え替えました。

虫がつかないよう、ネットもかぶせております。

 

f:id:AtreShibutani:20160603133611j:plain

 

 

 

 末尾になって恐縮ですが、アトリエ渋谷が組版を手がけさせていただいた書籍、続々と出来上がっております。

 

平成28年度電験三種予想問題集

平成28年度電験三種予想問題集

 

  第三種電気主任技術者試験(電験三種)の問題集。

ビビットな表紙が、目を引く本に仕上がりました。

 

 

オーム 2016年 06 月号

オーム 2016年 06 月号

 

 OHMの6月号も発売されました。

雷害対策の特集ということで、迫力ある雷の写真もたくさん載っています。

 

 ぜひ、お手に取って下さいませ。

 

 

 アトリエ渋谷のホームページもよろしくお願いいたします。

有限会社アトリエ渋谷

 

 

 

 

マウスは友達……になってくれるといいんですが

 5月25日に、「出版技術講座」受講生の交流会がありました。

最初は「お若い方が多いなあ」とやや気後れしていましたが、

お話ししてみると多様な経歴の方々が集まっていて、

「御社の名刺はかっこいいですね!」とか、

「その名刺入れ、銘仙ですか?かわいい!」とか、

楽しく盛り上がることができました。

(別に名刺の話だけしていたわけではない)

 

 校正校閲の専門家の方がいたり、

印刷会社(某日刊紙の印刷を一手に引き受けられているそうです、すごい!)の方がいたり、

もちろん編集者の方がいたり、アトリエ渋谷みたいなデザイン会社がいたり、

一言で「出版関係」と言っても、その関わり方は本当に多様です。

 

 それぞれの立場の人たちが丁寧な仕事を積み重ねていくことで、

「出版文化」というものは作り上げられていくのだと思います。

 

 

 私はそんな「出版文化」は大事だと思うし、

微力ながらでも守っていくことに貢献できたら、と願っています。

 

 

 まあ、まずは仕事を覚えるのと、マウスの操作に慣れることだな(←まだこの段階)

 

 

 

 遅ればせながら、新刊のご案内です。

アトリエ渋谷でも組版に参加させていただいた、以下の書籍が刊行されています。

 

2016年版 第一種電気工事士技能試験公表問題の合格解答

2016年版 第一種電気工事士技能試験公表問題の合格解答

 

 試験問題の候補が発表されてから少しでも早くお手元に届くよう、がんばって組版しました。

ぜひぜひお手に取って下さい。

  

  第二種電気工事士の試験は、もうすぐ(6月2日)なんですね。

受験する皆様の健闘をお祈りします。

 

 

(ほぼ)夏なんです。

  いやー、暑いですね。

 

 衣替えが面倒だったので、昨日までは長袖で頑張ったんですが、

ついにギブアップ(いったい何と戦っていたのだろうか?)。

本日、初めて半袖で出勤しました。

 

 

atreshibutani.hatenablog.com

 

 前回のブログで紹介した百合が、見事に花を咲かせました。

 

f:id:AtreShibutani:20160523103157j:plain

 

 白い百合が咲くものとばかり思っていたので,ビビットなオレンジ色にびっくり。

 

 

f:id:AtreShibutani:20160523103031j:plain

 

 それにしても、日差しが強いなあ。

 

 

f:id:AtreShibutani:20160523103138j:plain

 

 白百合の清楚さにも惹かれるけど、こういう元気な百合もなかなか良いですね。

赤じその謎

 

社長が丹精しているベランダの花達が、次々と咲いています。

 

 

f:id:AtreShibutani:20160518100351j:plain

 

日差しがだんだん強くなってきているので、バラの赤が映えますね。

 

f:id:AtreShibutani:20160518100400j:plain

 

百合の開花も近いかも。

 

 

f:id:AtreShibutani:20160518100343j:plain

 

おなじみのアロエ

さすがのたくましさ。

 

 

f:id:AtreShibutani:20160518100336j:plain

 

そして、赤じそ!

 

……赤じそ?

 

そうです、なぜか赤じその鉢があるのです。

赤じそに似た植物かもしれないと思って匂いをかいでみたところ、

見事なしその匂いでした。

 

社長曰く、菊を植えていた鉢に生えてきた苗を、移植して育てていたとのこと。

「そのうち、緑になると思っていたんだけど」

と言われました。

……たぶんならないと思います。

 

それにしても、なぜ千代田区のど真ん中にあるベランダに赤じそが?

前に入居されていた方が育てていたのか、もともとこの界隈に自生していたのか?

しその仲間はこぼれ種でどんどん増えるので、どちらもあり得るし、

菊の鉢には蟻の巣ができていたらしいので、蟻がタネを運んできたのかもしれません。

 

せっかく植わっているのだから、もう少し育ったら食べてみようかな〜と思っております。

新刊の匂いが好き

 今日は、雨が降ったせいか湿気がすごいですね。

アトリエ渋谷でも、クーラーが働いてくれています。

 

 毎週火曜日に放送中の「重版出来」というドラマにはまっております。

コミック雑誌の新人編集者が主役のお仕事ドラマなのですが、編集者の仕事の他に,書店や営業担当者など、本に関わる仕事人達が丁寧に描かれていて、見ていて面白いです。

 原作マンガには、アトリエ渋谷みたいな組版屋さんも登場しますよ。

仕事がなかなか終わらなくて彼氏ともすれ違い……というややしょっぱい扱いでしたが。

 

 その「重版出来」を見て大いに共感したのが、主人公の癖です。

彼女は、新しい本が刷り上がってくると、まずくんくんと匂いをかぐんですよね。

実は私も、刷りたての新刊が入ってくると、匂いをかいでしまいます。

だって、本当にいい匂いなんですもの。

もちろん、バラの香りとか揚げたての天ぷらの香りがするわけではなくて、なんか薬品っぽい匂いなんですが、なぜかあの匂いをかぐと幸せになります。

 

 私はどうもケミカルな匂いが好きらしく、先日自転車屋さんの前を通ったときも、タイヤの匂いに陶然としてしまいました。

ひとつ間違えると危ない奴ですね。

 

 もしも、出版されたての新刊を手に取られた時は、一度匂いをかいでみて下さい。