うどんが好き
相変わらず、暑くなったり寒くなったりめまぐるしいですね。
沖縄周辺では、本日梅雨入りしたとか。
この気候の上に雨まで降るとなると、いささかまいっちゃいますが、さわやかな夏(暑いけど)を待ちたいと思います。
最近、お昼休みはうどんとそばとラーメンばかり食べている気がします。
神保町はランチ激戦区ですし、おいしいうどん屋さんも多いらしいのですが、新規開拓が苦手なクチなので、気がつけばいつも行っているチェーン店にいる私。
はなまるうどんでコシの強い讃岐うどんを食みながらいつも思うのは、「九州のうどんが食べたいなあ」と言う事です。
讃岐うどんや稲庭うどんのようなブランドにこそなっていませんが、九州北部特に福岡近辺は「麺類と言えばうどん」という文化圏です。
「福岡だったら、博多ラーメンじゃないの?」と言われそうですが、日常的に食べているのはうどんの方。
福岡出身のタモリも、博多華丸大吉も、テレビで同じ事をいっていました。
そして、九州のうどんの麺はちょっと独特です。
どこが独特かと言うと、非常に柔らかい。
どれくらい柔らかいかと言うと、コシの強いうどんを食べなれている人には「この麺、のびているんじゃないか?」と思われるレベルです。
ラーメンの麺は、「ばりかた」だの「粉落とし」だのと硬めにこだわっている九州人が、うどんとなるとふにゃふにゃ好みなのは、私も不思議だと思います。
でも、あのふにゃふにゃがいいんですよ。
なんというか、優しいのです。
故郷がちょっと恋しくなった時、センチメンタルに思い出すにはうってつけの優しさ。
仕事中なら、しこしこの讃岐うどんを食べてシャキッとするべきなんだろうけれど。
ちなみに、九州うどんの優しさを東京で味わいたい方には、「五木食品」という会社のインスタント麺がおすすめです。
熊本の企業なので、支援にもなりますし。
なお、東京風のうどんにたいするコメントは控えさせていただきます。
出版倫理綱領とホームページ開設のお知らせ
gizyutu-kouza.cocolog-nifty.com
会社のご好意で、出版労連さま主催の「出版技術講座」を受講することになりました。
今週の水曜日に第1回の講義があったのですが、「出版産業の現状」ということで、なかなか景気の……悪い!内容ながら、書店で働いていた時に抱いた危機意識と重なる面が多くて、非常に勉強になりました。
大きな書店や出版社ももちろん大事な存在ですが、
小規模な出版社や書店が生き残っていかないと、文化の多様性は守ることができないんですよね。
そういった会社が踏ん張っていくには、ますます厳しい環境になっていくようで、少し気がかりです。
その講義で、講師の樋口聡先生が紹介されていた「出版倫理網領」に、感銘を受けました。
われわれ出版人は、文化の向上と社会の進展に寄与すべき出版事業の重要な役割にかんがみ、社会公共に与える影響の大なる責務を認識し、ここに、われわれの指標を掲げて、出版道義の向上をはかり、その実践に努めようとするものである。
アトリエ渋谷の仕事をすることで、お取引先の出版者さんや、書籍を取り扱って下さる書店様、そしてその書籍を読んで下さる読者の方を通じて、社会をよくしていくことができるのなら、こんなに嬉しいことはありません。
と同時に、その責任も、どこかで頭に入れておかなくてはならないなあ、と思います。
まだまだ分からないことばかりですが、一歩一歩一文字一文字誠実に取り組んでいきたいです。
お知らせ
アトリエ渋谷のホームページを公開しました。
まだまだプロトタイプですので、これから少しずつ内容を充実させていきたいと思います。
何卒、よろしくお願いいたします。
ちいさなおくりもの
白山通り沿いのイチョウの木に、ちいさなリースがぶら下がってました。
いったいどうしてこんな所にリースがあるのか、
誰かの落とし物だとしたら、こんなにきちんとぶら下げてある分けないですし、謎です。
神保町は本とカレーとビジネスの街、きびしい世界に身を投じてゆく通行人に、少しでも和んでもらおうという、誰かの心遣いでしょうか?
ブログのネタに困っている私のために、誰かがそっと吊るしておいてくれたのでしょうか?
色々考えて(ほぼ妄想ですが)いるうちに、こころの重しが少し軽くなった気がしました。
春らしいデザインも可愛いですね。
季節が変わったら夏バージョンに変わっていたりしたら、少し面白いです。
さすがに、むちゃぶりかな?
ベランダは花盛り
お久しぶりの更新です。
以前ご紹介した時は、
一枝咲いているだけだったベランダのつるばらが、
今は、
花盛りです。
ベランダで育てている花が、ここまで満開になるとは思っていなかったので、ちょっと驚いています。
渋谷社長がいつも丹精している甲斐があります。
その社長の推し花が、あやめです。
一昨日初めて開花したニューフェース。
元気いっぱいなバラに対して、楚々とした風情のある花です、
つる百日草も開花しました。
花期がとても長い(晩秋まで咲き続けるとか)ので「百日草」と呼ばれているのだとか。
気候もだんだん季節の変わり目らしくなってきましたが、みなさま、身体にはお気をつけ下さいませ。
ロートルな新入社員
私事になりますが、アトリエ渋谷に入社してもうすぐ2ヶ月になります。
まだまだ自分に出来ない仕事の方が多くて、「勉強しなくちゃなあ」と思う日々ですが、なにも出来なくていたたまれなくなることは、だいぶん減ってきました。
がんばり過剰になってしまわないよう気をつけつつ、自分の出来ることを見極めながら、お仕事に励んでおります。
今日は、お取引先に初めてあいさつにうかがいました。
お仕事中にも関わらず、みなさまとても親切に対応して下さり、一安心でした。
自分では、あまり緊張しないで対応できたつもりだったんですが、同行していたTさんによると、見るからに緊張しまくっていたそうです。
前職(書店員)では、ご挨拶にいらっしゃる出版者さんを迎える方だったので、実は人生初あいさつまわりだったのです。
なにかやらかしていないかと、ちょっと心配になってしまいますが、大丈夫だった……はず。
交換していただいた名刺を整理しながら、「なんか、いかにも“働いている”って感じだなあ」と独り感慨に浸る 新入社員(36歳)の私でございました。
意外なことが出来たり、得意と思っていたことがそうでもなかったり、初めての体験がたくさんあって、白紙のノートに書き込んで行くような日々、悪くはないかなあ。
つるばらつるばら
アトリエ渋谷のベランダ(が、あるのです。社員みんなの憩いの場)で、つるばらが咲いていました。
八重桜とつるばらって、少し似ているなあと思っていたのですが、
どちらも同じ「バラ科』なんですね。
もちろん、ソメイヨシノもバラ科です。
バラとサクラじゃあ、あんまり似ていない気がしますが、
我々が「バラ」と言われて思い出すゴージャスな花は、かなり品種改良された後の姿。
原種のバラは、花びらが5枚、つまりソメイヨシノと同じ数だそうです。
ちなみに、イチゴも同じバラ科とのこと。
言われてみれば、サクラみたいな花が咲きますよね。
ベランダのつるばらは、まだまだ枝先に少し咲いている程度ですが、なかなかかわいらしい。
これからどんどん花をつけるんでしょうね、楽しみです。
桜が散っても春は続く
また更新間隔が空いてしまいました。
その間に、軽い風邪をひきまして、土曜と日曜は布団の中で過ごす羽目に。
そして今朝、久しぶりに娑婆に出たところ……
だいぶ散ってました。
まあ、雨が降ったりしましたからね。
そのかわり、元気になっていたのが八重桜。
花単体で見ると、ソメイヨシノより八重桜の方が派手だとおもうんですよね。
その派手さとたくましさが、日本人には「風情がない」と映ってしまうのでしょうか。
でも、私は八重桜のこと好きだぜ!
話は変わりまして、今日とある新刊本の見本が入ってきたのですが、
私がアトリエ渋谷に入社したころに作業していた書籍だったので、ちょっと感慨深かったです。
と言っても、まだ見習いの私がやったのは、校正とおつかいぐらいかな。
それでも、「いい人に手にとってもらって、幸せに暮らせよ」という気持ちになりました。
まあ、あほらしいっちゃあほらしい(あと、齢36なのに恥ずかしい)んですが、「今作っている本を、手に取ってくれる読者がいる」という事は、心に刻んで仕事して行きたいなあ、と思っております。