新刊の匂いが好き
今日は、雨が降ったせいか湿気がすごいですね。
アトリエ渋谷でも、クーラーが働いてくれています。
毎週火曜日に放送中の「重版出来」というドラマにはまっております。
コミック雑誌の新人編集者が主役のお仕事ドラマなのですが、編集者の仕事の他に,書店や営業担当者など、本に関わる仕事人達が丁寧に描かれていて、見ていて面白いです。
原作マンガには、アトリエ渋谷みたいな組版屋さんも登場しますよ。
仕事がなかなか終わらなくて彼氏ともすれ違い……というややしょっぱい扱いでしたが。
その「重版出来」を見て大いに共感したのが、主人公の癖です。
彼女は、新しい本が刷り上がってくると、まずくんくんと匂いをかぐんですよね。
実は私も、刷りたての新刊が入ってくると、匂いをかいでしまいます。
だって、本当にいい匂いなんですもの。
もちろん、バラの香りとか揚げたての天ぷらの香りがするわけではなくて、なんか薬品っぽい匂いなんですが、なぜかあの匂いをかぐと幸せになります。
私はどうもケミカルな匂いが好きらしく、先日自転車屋さんの前を通ったときも、タイヤの匂いに陶然としてしまいました。
ひとつ間違えると危ない奴ですね。
もしも、出版されたての新刊を手に取られた時は、一度匂いをかいでみて下さい。